2010年01月26日

ネットワークは粘菌に学べ 単細胞でも効率的な経路形成(産経新聞)

 脳や神経を持たない単細胞生物の粘菌がつくるネットワークをもとに、人間社会の交通網や情報ネットワークの最適化にもつながる理論モデルを構築することに、手老(てろう)篤史・科学技術振興機構研究員らの研究グループが成功した。22日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。

 研究グループの手老研究員や中垣俊之・北海道大准教授、小林亮・広島大大学院教授らは、「迷路を解く粘菌」の研究で、2008年に「イグ・ノーベル賞」を受賞している。

 実験に使ったのは、「モジホコリ」という真正粘菌。複数のエサを見つけたときに形成する栄養輸送ネットワークに着目し、輸送効率や迂回(うかい)ルートなどの機能を解析した。関東地方に見立てた寒天の主要駅に相当する場所にエサを配置し、粘菌をはわせたところ、JR東海道線など現実の鉄道網を、ほぼ再現するケースもあった。

 実験を重ねてネットワーク形成の“粘菌理論”を導き、コンピューターのシミュレーションで機能を検証した結果、現実の鉄道網よりも効率的で、事故などのリスクにも強いネットワークを見いだすことができたという。手老研究員は「理論の精度を上げ、インフラ整備などに生かせるようにしたい」と話している。

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小沢氏聴取へ 地検、矛盾突く構え 4億円原資 激しい応酬予想(産経新聞)

 東京地検特捜部の聴取要請から20日近くを経て、23日に実現する民主党の小沢一郎幹事長への事情聴取。4時間程度の予定だが、特捜部は、単に小沢氏の主張を確認するだけでなく、これまでの小沢氏側の説明への疑問点を確認し、矛盾を突く構えだ。限られた時間での激しい応酬が予想される。

 最大の焦点は、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入に充てられた4億円の原資の説明だ。聴取時間の多くが、この点に費やされることになりそうだ。

 小沢氏側の関係者によると、小沢氏は、信託銀行の妻子名義の口座から引き出した資金など、当時保有していた4億数千万円の個人資産から用意したと説明するとみられる。

 これに対し、特捜部は多額の現金を長期間、自宅などで保管していたのは不合理とみて、理由をただす方針。また、特捜部は中堅ゼネコンの水谷建設(三重県桑名市)からの裏献金が含まれるとみている。

 陸山会の代表者である小沢氏が、元秘書らの虚偽記載をどこまで認識していたかについても確認する。逮捕された衆院議員の石川知裕容疑者(36)ら3人は、いずれも小沢氏への報告や了承などを否定。小沢氏も認識を全面否定するとみられる。

 小沢氏側は1回限り聴取に応じるとしているが、特捜部が説明内容に疑問点が多いと判断すれば、再聴取を要請することもあり得る。

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2010年01月25日

「反小沢」マグマ蓄積 世論調査に民主は動揺(産経新聞)

 第174通常国会が召集された18日。報道各社の世論調査は、民主党の小沢一郎幹事長の辞任を求める声が軒並み、7割を超えたことを報じ、党内に大きな動揺が広がった。

 「政治家は自分の立場を守ることを一切考えちゃいかん。みんなが国民の政治への信頼を取り戻すために命を捨てるんだ」「思ったことを言えないなんて。徳川時代だって言っていたはずだ。まして今は民主主義社会だ」

 民主党の渡部恒三元衆院副議長は、国会内で報道陣に何度も取り巻かれると、そのたびにこう強調した。

 「小沢支配」の党内で、渡部氏だけは小沢氏に苦言を呈してきたが「批判はおれだけでいい。若いみんなはしなくていい」とも周囲に語ってきた。だがこの日は本音を語るように中堅・若手を促した。さらに「重い立場の人が自分より国の政治が大事ですという大きな立場で決断することを望む」と事実上の辞任勧告にまで踏み込んだ。

 この発言を契機に、反小沢の動きが水面下で動き出す可能性が出てきた。

 党執行部も世論調査に動揺している。平田健二参院国対委員長は「報道で世論は大きく動く」とマスコミに八つ当たり気味。輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長は党の会合で「(国会は)いろんな予想できないことが起こり得るかもしれない」と認めつつ団結を訴えるのが精いっぱいだった。

 民主党の当選2回の衆院議員13人は18日、急遽(きゅうきょ)、国会内で検察批判の会合を開いた。「石川知裕衆院議員の逮捕は不当だ」。世論の反発を押し返そうと懸命だった。

 世論の変化を感じ取る若手は多い。首都圏の若手議員は「街頭演説をしたが一昨日からガラっと変わった。『小沢辞めろ』とやじられた」。小沢氏に批判的な中堅は「有権者は鳩山と小沢以外の民主党議員は貧乏だって知っている。2人を追い出せばいい」とまで語った。マグマは蓄積されつつある。(榊原智)

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